いがっぺな日記

酔っ払いがその場で思った事を書いているだけm(__)m

坊さんについて考える その3

またまた、間が空きました。
今回は、事業としての坊さんについて考えてみたいと思います。
読経などで収入(お布施)を得ているわけですから、職業としては「サービス業」に分類されると思います。形にならないものの提供がメインですから。
さて、坊さんのお布施はまちまちですが、大体「高い!」と言われるのが常です。時給にすると15,000〜∞・・。料金は、その坊さん(宗派?)によって様々、いいなりになることが現状です。その宗派では位が高いとか、由緒があるとか、檀家には関係ない(現在の人)と思っている人が大半ではないだろうか? 坊主丸儲けと思ってしまうのも無理がない。
しかし、この坊さんを商売として考えると同情できる点もあると思います。まず、ひと月のお布施(売上)を50万とした場合、年間で600万、施餓鬼やその他法要で、100万として年間で700万の収入になります。もちろん無税!
でも、その中には本山分担費(年貢?)や諸経費、寺の修繕や衣装代、、とかなりの経費が掛かっていると思います。さらに、先程の例みたいに毎月需要がある訳でもない。安定した生活を送るためには収入のない月もカバーできるだけの収入を得る必要がある。つまり、お布施を高く取る事は、宗派の安泰、寺社の安泰、しいては自分の家族の安泰を考えるからなのではないでしょうか?生きて行く為にはお金が必要です。組織に属していれば、それなりの経費も必要です。昨今、檀家は若者が家を出て年寄りが家を守っていることの方が多くなりました。年齢的に信心してる人もまだまだいると思います。まだ、少しは坊さんの言い値で払う人もいると思いますが、今後は減少することは避けられない。現在、これからも坊さんという職業は厳しい情勢が待っていると考えます。
単価を上げて利益を追求するやり方は、もう無理があり、今後、場合によっては宗派の合併もあるかもしれません。また、宗派を持たないディスカウント坊さんも出てくるかもしれません。いずれにせよ、坊主丸儲けの時代は終わりを迎えるのではないでしょうか。